【PR】本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
オートエアコンには、車内を設定した温度に近づけるために、 さまざまなセンサーが使われています。
その中でも重要なのが、 「内気温センサー(車内温度センサー)」 です。
内気温センサーは車内の温度を検知し、その情報をもとに エアコンECUなどが吹き出す風の温度や風量を調整しています。
そのため内気温センサーに異常があったり、 センサー周辺の空気を正常に取り込めていなかったりすると、設定温度を変えても吹き出す風が思ったように変化しない ことがあります。
この記事では、内気温センサーの役割や取り付け位置、 故障した場合に出やすい症状、実際の確認方法までわかりやすく解説します。
車の内気温センサーとは?
内気温センサーは、その名前の通り 車内の温度を測定するためのセンサーです。
多くのオートエアコンでは、単純に設定温度だけを見て 冷風や温風を出しているわけではありません。
車内温度・外気温・日射量・エバポレーター温度など、 複数の情報をもとにエアコンの作動を制御しています。
内気温センサーの役割
現在の車内温度をエアコン制御側へ伝え、 設定温度との差を判断するための重要な情報として使われます。
内気温センサーはどこに付いている?
取り付け位置は車種によって異なりますが、 多くの車ではインパネ周辺に小さな吸入口があります。
例えば、 ステアリング周辺・エアコン操作パネル付近・センターコンソール周辺 などに、小さなスリット状の吸入口が設けられている場合があります。
その奥に、温度を検知するセンサーが取り付けられています。
車種によっては、吸引機構やホースなどを利用して 車内の空気をセンサー部分へ取り込む構造になっています。
ポイント
センサー本体だけでなく、 「車内の空気がセンサーまで正しく届いているか」 も重要です。
内気温センサーはどうやって温度を測っている?
一般的な内気温センサーには、 温度によって電気抵抗が変化する素子が使用されています。
車内温度が変わるとセンサーの信号も変化し、 その情報をエアコン制御側が読み取ります。
例えば車内が設定温度より暑いと判断すれば、 冷房を強めたり風量を増やしたりします。
逆に車内が寒いと判断すれば、 吹き出し温度を上げる方向へ制御します。
つまり、 実際の車内温度とセンサーが認識している温度にズレが生じると、エアコン制御そのものが不自然になる可能性があります。
内気温センサーに異常があると出やすい症状
内気温センサー関連のトラブルでは、 次のような症状が見られる場合があります。
- 設定温度を変えても吹き出し温度がほとんど変わらない
- 冷たい風ばかり出る
- 逆に温風ばかり出る
- 設定温度と実際の車内温度の感覚が大きく違う
- AUTOモードの風量や温度制御が不自然
- 最大冷房・最大暖房では変化するが、中間温度で変化が少ない
ただし、これらの症状は内気温センサーだけでなく、 エアミックスアクチュエーター、外気温センサー、日射センサー、エアコンECUなど でも発生する可能性があります。
症状だけで内気温センサーと断定せず、 順番に原因を切り分けることが大切です。
センサー本体が正常でも問題が起きることがある
ここは特に重要なポイントです。
内気温センサーの電気的な特性そのものに問題がなくても、 センサー周辺の空気の吸い込み状態が悪いことで温度制御に影響する場合があります。
例えば、
- インパネとセンサー周辺に大きな隙間がある
- 意図しない場所の空気を吸い込んでいる
- 吸入口が汚れやホコリで塞がれている
- センサーへ空気を導く部分が外れている
- インパネを脱着したあと位置関係が変わっている
といった状態です。
センサーを交換する前に確認したいこと
センサー本体だけを見るのではなく、 吸入口・周辺の隙間・空気の流れ・取り付け状態 も合わせて確認することが重要です。
内気温センサーの簡単な確認方法
専用診断機を使用するのが確実ですが、 症状を切り分けるために簡単な反応確認を行う方法もあります。
1.設定温度を変えて反応を見る
エアコンをAUTOまたは通常使用状態にして、 設定温度を少しずつ変えます。
例えば、
- 18℃
- 22℃
- 25℃
- 28℃
- 30℃
- 32℃
と変化させ、 吹き出す風の温度がどの段階で変わるのか を確認します。
最低温度から30℃前後までほとんど冷風のままで、 最高温度にした時だけ急に温風になるような場合は、 温度制御系を確認する手掛かりになります。
エアコン温度制御を順番に点検したい方へ
内気温センサーだけでなく、最低温度・最高温度、エアミックス、 各種センサーまで含めた 原因の切り分け手順は、 こちらの記事で詳しく紹介しています。
2.内気温センサー付近の温度を変えて反応を見る
センサー付近の温度を変化させて、 エアコン制御に変化が出るか確認する方法です。
当サイトで実際に点検した車両では、 内気温センサーの先端部分を保冷剤で冷やして反応を確認 しました。
すると、それまでほとんど変化しなかった吹き出し温度に 少しずつ変化が現れました。
注意
センサーへ水分を直接付着させたり、 極端に加熱・冷却したりしないでください。 あくまで反応を確認するための補助的な確認です。
3.診断機で温度データを確認する
対応する診断機がある場合は、 エアコン制御ユニットが認識している室内温度を確認できる場合があります。
実際の車内温度と診断機上の数値を比較すれば、 センサー信号が大きくズレていないか判断する材料になります。
ただし、車種によって表示項目や診断方法は異なります。
温度変化を確認する時にあると便利なもの
内気温センサー周辺の温度確認にあると便利
内気温センサー周辺の温度変化を確認する際は、 外部センサー付きのデジタル温度計があると、 実際の温度変化を数値で確認しやすくなります。
※故障診断専用機器ではなく、センサー周辺の温度変化を確認するための補助として使用します。
【PR】以下の商品リンクはアフィリエイト広告です。
|
|
デジタル温度計 温度計 デジタル 外部センサー クレセル AP-09W 送料無料
価格:
2380円
|
この記事での使い方:
外部センサーを使って、
内気温センサー周辺の温度変化を確認する補助
として使用できます。
※表示温度だけで故障を判定せず、 センサーの反応や周辺の空気の流れを確認する際の参考値として使用してください。
実際に内気温センサー周辺を確認して改善した事例
当サイトで実際に点検したパジェロでは、 18℃から31.5℃付近まで設定を変えてもほぼ冷風のままで、32℃に設定した時だけ温風になる という症状がありました。
当初はエアコン本体やエアミックス系統も疑いましたが、 内気温センサーの先端部分を保冷剤で冷やして確認すると、 吹き出し温度に変化が現れました。
さらにセンサー周辺の隙間を確認し、 空気の吸い込み状態を改善したところ、 設定温度に応じて自然に吹き出し温度が変化するようになりました。
実際の点検・改善事例はこちら
エアコンが冷えない原因全体を確認したい場合
内気温センサー以外にも、 車のエアコンが冷えない・ぬるい原因は多数あります。
冷媒不足、コンプレッサー、電動ファン、 エアミックスアクチュエーターなど、 カーエアコン全体の原因を確認したい場合はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
内気温センサーは、 オートエアコンが車内温度を判断するための重要なセンサーです。
センサーの信号が正常でなかったり、 センサー周辺の空気を正しく取り込めなかったりすると、 設定温度と実際の吹き出し温度が合わない といった症状につながる可能性があります。
確認する際は、
- 設定温度に対して風温が変化するか
- センサー周辺に汚れや隙間がないか
- センサー周辺の温度変化にエアコンが反応するか
- 診断機上の室内温度が実際の温度と大きくズレていないか
といったポイントを順番に確認していくと、 原因を絞り込みやすくなります。
「内気温センサーが怪しい=すぐ交換」ではなく、センサー周辺の空気の流れまで確認する ことが重要です。



コメント